いよいよ春も本番。みなさん風邪をひいていませんか?…。本日は「春に多い小児の病気」のお話であります。
(それにしても最近は心身ともにキレッキレのせいか?私超熱血ドクターM自身は風邪ひとつひかないなあ…。)
1)はしか(麻疹):麻疹ウイルスによっておこる病気です。予防接種を受けていない1歳前後の赤ちゃんが多くかかります。感染力が非常に強いため保育園などで1人がかかると、予防接種をしていない子供のほとんどがかかってしまいます。
はじめの2〜3日は熱,咳,鼻水などかぜと同じような症状で始まります。熱がいったん下がり、再び高熱が出るのと同時に全身に発疹が現れます。咳や目やになどもひどくなり、高熱が4〜5日続きます。高熱が出たら、とにかく一度は小児科を受診するようにしましょう。肺炎や脳炎を合併することもあるので注意が必要です。
また1歳になったら麻疹の予防接種を受けるようにしましょう。予防接種を受けていない子がはしかの子に会っていた場合、2日以内なら麻疹の予防接種を、5日以内であればガンマグロブリンという注射を受ければ発病を防ぐ(または軽症化する)ことができます。
2)風疹:風疹ウイルスが飛沫感染することによっておこり、数年おきに流行します。うつってから2〜3週間後に、赤くて小さな発疹が体中に出ます。熱は全く出ない子から3日間高熱が出る子までさまざまですが、いずれにしても3日間程で治るため「3日ばしか」ともいわれます。
治療は基本的には対症療法で頭痛や関節痛,発熱がみられるときは、熱さましや痛み止めを、かゆみが強いときはかゆみ止めを処方することもあります。
また妊婦さんが風疹にかかると、白内障・心臓病・難聴をもった赤ちゃんが産まれることがあります(先天性風疹症候群)ので風疹の子を妊婦や妊娠しているかもしれない人に近づけてはいけません。また風疹の予防接種を受けておくことをお勧めします。以前にかかったかどうかは血液検査で調べることができます。
3)水ぼうそう(水痘):水ぼうそうウイルスによっておこる伝染病です。潜伏期は2〜3週間です。感染期間は発疹が出る2〜3日前から、すべての発疹がかさぶたになるまでです。水をもった赤い発疹が口の中から陰部、頭の中まで全身に出ます。発疹は2〜3日がピ−クとなり、その後乾いて黒いかさぶたになります。およそ1週間くらいで良くなります。
処方された塗り薬を1日1〜2回塗ったり、水ぼうそうを軽くする飲み薬もあります。高熱がなければ、お風呂でさっと汗を流してあげましょう。熱が下がってもすべてがかさぶたになるまでは他人にうつすので、家の中で過ごすようにしましょう。
予防接種があり1歳以降であれば受けることができます。体内にウイルスが入ってからでも、3日以内に接種すればある程度有効です。
もちろんそんな小児の急な発病やケガでお困りの際は、私超熱血ドクターMへご相談下さいね!
今日もさらにストイックにアドレナリンいっぱいで死闘の「超熱血木曜外来」に燃える超熱血ドクターMでした。
(本日も超熱血診療で多くの患者さんに心身ともに元気を与えてあげたいです!!…。(笑))

横浜市 都筑区 松井クリニック 整形外科・形成・美容外科・内科・小児科・皮膚科
PS.当院はみなさんご存じの如く、診療科が多岐に渡り、急患も多く、なかなか完全予約診療を取り入れられず、患者さまにはご迷惑をかけているのが現状でありますが、一部予約診療も可能であります。
(当院のオフィシャルサイトに予約サイトのバナーを貼ってあります。しかし以前からアナウンスしているように、東京ディズニーランドやディズニーシーのファストパスと同様で、あくまでも優先診察で決して予約診察ではありませんのでご注意くださいませ。さらには毎週木曜日のスーパードクターF先生の「超熱血生活習慣病」外来のご予約は出来ませんので、ご注意くださいませ。)