2007.02.28 Wednesday
「先生って、機械おたくだね!」
「先生って、機械おたくだね!」、外来をしていると時々患者さんに言われます。「機械は好きですが、機械おたくではありません!」。もともと父の跡を継いだ形だったのでもとからの医療機器もあり開業当初から医療機器は多めでしたが、ここ数年はかなり多くなってきたように思います。診療設備(検査,治療機器)も診療科を問わず幅広く揃えており、おかげさまで内科から皮膚科,形成外科まで最新の検査,治療機器を揃え患者さんのさまざまな症状に対応できるようになりました。従来の診療所ではなかなか難しかった休日の血液検査も可能です。血液,尿,便検査は基本ですが、血圧脈波検査装置(いわゆる動脈硬化の検査ができます。)・自動血圧計(来院された患者さんがいつでも血圧を測れます。)・心電計・ホルター心電計(もう少しで防水型の物も入ります!)・フルデジタル超音波画像診断装置・レントゲン撮影装置・自動血球計数CRP測定装置(ランニングコストはかなりかかるが、あるとかなり便利!)・マイクロスキンスコープ・スーパーパルス炭酸ガスレーザー・デルマトロン(中周波治療器)・ダイオードレーザー(医療用脱毛レーザー)・フォトRF(オーロラ)・イオンソニック・QスイッチYAGレーザー・タイタン・ジェネシス・プロウェーブ770・クリアタッチ・医療用LEDダイオード(オムニラックス)・スパイロ検査機器“SP-350COPD”・マイクロCOモニター・アクシダーム(メソダーム)・テノール(サーモリバース/サーモシェイプ)・フォトブライト治療(ライムライト・アキュティップ)・視力検査器・液体窒素・骨塩(骨密度)測定・身長体重計(検定付)・聴力検査(オ−ジオグラム)・吸入器(喘息発作の吸入も可能です!)等々挙げるときりがありません。先日、某患者さんが視力検査器を見て「先生は眼科も診てくれるの?」と聞かれましたが、「これは健康診断用で視力くらいはいつでも測ってあげますよ!」とお答えしましたが、どうりで「目が痛い」だの「ゴロゴロする」だの相談をされていく高齢者が多いのも少しわかったような気がします。理学療法機器についても最新の理学療法機器を各種揃え、患者さんのさまざまな痛みに対応しており、もちろん日曜日(午前中)でも理学療法が可能です。当クリニックのコンセプトは、理想的なプライマリーケアを目標に診療科にとらわれず赤ちゃんからお年寄りまでファミリーで頼れる新しい形の地域密着型のクリニックをめざしております。間違いなく?余程の大病でなければ何でもそこそこ対応できますが、それとともにいつの間にか置場もないほどあふれてしまった医療機器。でも数年後は間違いなく医療経済は破綻する訳で、恐らく医療機器に設備投資したくてもできない時代が来るでしょう。出来るうちに先行投資し、「自らのモチべーションを上げてさらに頑張る!」。そんな考え方が、「先生って、機械おたくだね!」と言われるゆえんかもしれません。