2007.09.30 Sunday
「まったく「日本」ってどんな国?」
昨日のブログで「もうそろそろ10月、「衣替え」の季節だというのに、連日暑い日が続きます。」なんて書いたらいきなり昨日はグッと冷え込み、朝からシトシトと長雨の一日でした。(今朝もかなりの冷え込み雨模様です。)起床時から私の心と身体は鉛のように重く、軽い微熱と吐き気を伴い朝の外来は始まりました。朝食後に山のように薬を内服しましたが、確かに一時的にダルイ感じは取れましたがスッキリせず無事に外来を済ませることができました。こんな時は「ドクターって、つらいなあ・・・。それも開業医は・・・。」としみじみと感じますが、私の代わりはいないのでどんなことがあっても頑張るしかありません。父が亡くなる前後の外来もすごく辛かったのですが、亡くなった父が「私がメソメソしていても喜ぶまい・・・。」と自分自身を鼓舞しながら頑張りました。今回は恐らく連休前後からの患者さまのラッシュ状態とスタッフの問題等などのストレスが重なり、発病したと思われます。とは言っても今日も外来。その後は月の最終日でレセプトもチェックしなければなりません。(「あーつらいなあ・・・。」)以前、先輩のドクターから「松井ちゃん、30代のうちはまだ無理が利くけど40過ぎると一度ガクッときて、さらに45過ぎるとガクッとくるから身体は鍛えておいた方が良いよ!」と言われていましたが、ついつい仕事に追われて自身の健康管理がおろそかになっていたように思います。最近はストレスでつい寝る前にアイスクリームを食べたり、大好きなコカコーラを飲んだりで体重も増加しつつあります。先日も娘に「パパ、白髪があるよ!私が抜いてあげるね!」と言われたり、自分の顔を鏡で見てもかなりお疲れモードです。「素敵なパパでずっといたい・・・。」のも山々でありますが、それにはお仕事同様、相当な努力が必要なわけです。それなのに相変わらずの「医療バッシング」で、「開業医は勤務医に比べて楽してるから、時間外や日曜日ももっと働け!じゃないと診療報酬ももっと下げるぞ!」と言ったような報道が連日なされ、「じゃあ、全国的な看護師不足等のスタッフの問題も政府が面倒見てくれるわけ・・・?労務管理等々も誰かがやってくれるわけ・・・?」と噛み付きたくもなるわけです。政治家は自分たちには都合の良い勝手な法案を作ったり、法律の改正をしたり「まったく「日本」ってどんな国?」と嘆き節の毎日です。それなのに「自分たちは領収書の添付もしない!」とか「年金を横領して自分の借金も返済しても軽いお咎めだけ・・・?」なんて民間ではあり得ない話で、「なぜ「日本」ってこんな理不尽なことが簡単にまかり通ってしまうわけ?」と諦め気味のドクターMでした。こんな状態ではドクターのモチベーションは下がり続ける一方で、この国の「医療崩壊」はどこまで進むのでしょうか?(でもそれが「アメリカに右に倣え」の今の日本政府の目指す方向性で、結局彼らの思う壺ではないでしょうか?)
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