2010.09.30 Thursday
「とんちんかんな「医療」施策」(嗚呼、ホントやってられないよ…。)
今頃、何言っているのでしょう?…。
「勤務医1.8万人不足 地域・診療科に偏り 厚労省調査」(2010年9月29日 朝日新聞)
「全国の病院に勤務する医師数は約1万8千人不足していることが、厚生労働省の調査でわかった。地方に比べ都市部に医師が集中している地域偏在や、救急科やリハビリ科での不足がより深刻であるなど診療科ごとの偏りも判明。医師不足の全国調査は初めて。厚労省は近く結果を公表し偏在の解消に乗り出す。(遅すぎるよ!…。)
医師を求人しなければならなくなった要因は、転職や開業などで勤務医が退職し補充のために募集していると答えたケースが最も多い。次いで、大学病院が地方に医師を派遣する機能が低下したことや、医師の勤務時間を減らすなど勤務環境を改善するためという理由が多かった。(昨今は勤務医も開業医もホント厳しいですからねえ…。)
2004年に新卒医師に2年間の臨床研修が必修化され、自由に病院を選ぶことができるようになった。大学病院に残る医師が減り地域の病院に派遣していた医師を引き揚げざるをえなくなった。このため各地で医師不足の傾向が顕著になったとされる。(「理想」と「現実」のギャップは大きいですから…。)
厚労省や文部科学省は地域偏在の解消に向け将来その地域で診療することを条件に入学する学生の定員枠を設けるなどの対策をしてきた。厚労省は来年度予算の概算要求で医師不足に悩む病院に医師を派遣する「地域医療支援センター」を各都道府県に設置することを盛り込んでいる。」とのこと。
(これまた現場をまったく知らない役人が「机上の空論」上で対応するから、どうにもならないでしょうねえ…。それにしても何事に対しても我が「日本医師会」も「行政」に対して完全に腰砕けだよ!これじゃ、尖閣諸島問題での「日本」と「中国」の関係と同じだよ!!…。)
ホント「医療崩壊」が社会問題になってから、もう数年経ちますが、いったい何なんでしょう??…。
ドクターであれば、すべての諸悪の根源は2004年に導入された「新臨床研修医制度」は明らかであります。私だって、「医局」制度がすべて良いとは思いませんが、「医局」から地方に派遣されていた医師がいなくなるのは火を見るより明らかな訳で、さらには大学病院に残る医師も減るのは当然であります。
少なくともここ横浜市北部地域でも今や基幹病院なんてまったく機能しておらず、何かあっても助かる命も助からないような気がします。
先日も某基幹病院で一昨日まで入院していた患者さんが、血圧70代のショック状態で当院に来院され、救急搬送をお願いしましたが、救急センターの看護師さんなるお偉いお方が「おたくで昇圧剤でも使ってください!おたくで搬送先は探してください!!」だって…。
(はあ?なんだそりゃ??…。あり得ないでしょ???こんなこと…。一昨日まで自院で入院加療していた患者さんの急変も受け入れられないなんて…。もっともこのことは医師会を通じて、十分に「実名」入りで猛抗議しておきましたけど…。)
いずれにしても、この国のとんちんかんな「医療」施策はさらに我々日本国民を不幸に陥れるものでありますが、これまたそのとんちんかんな施策に対する対応もさらにとんちんかんで、真面目に「医療」をすればするほど納得できないドクターMでした。(嗚呼、ホントやってられないよ…。) ↑↑最後に応援「ポチッ!」よろしくお願いしますね!! 横浜市 都筑区 松井クリニック 「整形外科・形成・美容外科・内科・小児科・皮膚科」
「勤務医1.8万人不足 地域・診療科に偏り 厚労省調査」(2010年9月29日 朝日新聞)
「全国の病院に勤務する医師数は約1万8千人不足していることが、厚生労働省の調査でわかった。地方に比べ都市部に医師が集中している地域偏在や、救急科やリハビリ科での不足がより深刻であるなど診療科ごとの偏りも判明。医師不足の全国調査は初めて。厚労省は近く結果を公表し偏在の解消に乗り出す。(遅すぎるよ!…。)
医師を求人しなければならなくなった要因は、転職や開業などで勤務医が退職し補充のために募集していると答えたケースが最も多い。次いで、大学病院が地方に医師を派遣する機能が低下したことや、医師の勤務時間を減らすなど勤務環境を改善するためという理由が多かった。(昨今は勤務医も開業医もホント厳しいですからねえ…。)
2004年に新卒医師に2年間の臨床研修が必修化され、自由に病院を選ぶことができるようになった。大学病院に残る医師が減り地域の病院に派遣していた医師を引き揚げざるをえなくなった。このため各地で医師不足の傾向が顕著になったとされる。(「理想」と「現実」のギャップは大きいですから…。)
厚労省や文部科学省は地域偏在の解消に向け将来その地域で診療することを条件に入学する学生の定員枠を設けるなどの対策をしてきた。厚労省は来年度予算の概算要求で医師不足に悩む病院に医師を派遣する「地域医療支援センター」を各都道府県に設置することを盛り込んでいる。」とのこと。
(これまた現場をまったく知らない役人が「机上の空論」上で対応するから、どうにもならないでしょうねえ…。それにしても何事に対しても我が「日本医師会」も「行政」に対して完全に腰砕けだよ!これじゃ、尖閣諸島問題での「日本」と「中国」の関係と同じだよ!!…。)
ホント「医療崩壊」が社会問題になってから、もう数年経ちますが、いったい何なんでしょう??…。
ドクターであれば、すべての諸悪の根源は2004年に導入された「新臨床研修医制度」は明らかであります。私だって、「医局」制度がすべて良いとは思いませんが、「医局」から地方に派遣されていた医師がいなくなるのは火を見るより明らかな訳で、さらには大学病院に残る医師も減るのは当然であります。
少なくともここ横浜市北部地域でも今や基幹病院なんてまったく機能しておらず、何かあっても助かる命も助からないような気がします。
先日も某基幹病院で一昨日まで入院していた患者さんが、血圧70代のショック状態で当院に来院され、救急搬送をお願いしましたが、救急センターの看護師さんなるお偉いお方が「おたくで昇圧剤でも使ってください!おたくで搬送先は探してください!!」だって…。
(はあ?なんだそりゃ??…。あり得ないでしょ???こんなこと…。一昨日まで自院で入院加療していた患者さんの急変も受け入れられないなんて…。もっともこのことは医師会を通じて、十分に「実名」入りで猛抗議しておきましたけど…。)
いずれにしても、この国のとんちんかんな「医療」施策はさらに我々日本国民を不幸に陥れるものでありますが、これまたそのとんちんかんな施策に対する対応もさらにとんちんかんで、真面目に「医療」をすればするほど納得できないドクターMでした。(嗚呼、ホントやってられないよ…。) ↑↑最後に応援「ポチッ!」よろしくお願いしますね!! 横浜市 都筑区 松井クリニック 「整形外科・形成・美容外科・内科・小児科・皮膚科」